お役立ち!セルフ校正講座
- hiramekey
- 2022年6月16日
- 読了時間: 4分
更新日:2022年12月28日
プライベートでも仕事でも、文章を書く機会はたくさんありますよね。その一つひとつを校正者にチェックしてもらうというのは現実的ではないので、ブログを見てくれているみなさまのために、自分でできる校正の方法をお伝えしたいと思います。
「そんなん知っとるわい!」と思うような初歩的な内容が含まれている可能性もありますが、改めて確認するつもりで、読んで活用していただければ幸いです。

文章を書いたあとの手順
(1)パソコンを使って執筆した場合は、必ずプリントアウトする
(2)誤字・脱字がないか一文字ずつチェックしていく
(3)スムーズに読める文章になっているか、素読みで確認
(4)パソコンを使って執筆した場合は、ソフトの機能で表記統一
これだけです(笑)
順番に説明していきますね。
(1)パソコンを使って執筆した場合は、必ずプリントアウトする
今の時代、パソコンを使って文章を執筆する場合が多いと思いますが、画面で確認しようとすると誤字・脱字を見逃す可能性が高いです(経験上)。目も疲れますしね。校正をする場合は、必ずプリントアウトするようにしましょう。
(2)誤字・脱字がないか一文字ずつチェックしていく
次に、文章を一文字ずつチェックしていきます。あまりに長い文章の場合は数文字ずつ塊で見ることもありますが、基本は一文字ずつ。可能な環境であれば、声に出しながらチェックするのもおすすめです。一文字チェックは特に、文字のダブりや脱字を発見するのに役立ちます。
誤字を見つけられるかについては、知識量に左右される部分が大きいです。そもそも正しい漢字・使い方を知っているかどうか。単純な変換ミスによる誤字であれば、おそらく該当箇所を読んだ時に違和感を覚えるため、正しい漢字に修正したり、表現を変えたりして文章を整えればOKです。また「この漢字の使い方・この表現は合っているかな?」と少しでも思った場合は、そのままにせず調べてみることが大事。辞書でもインターネットでも構いません。
セルフ校正するのとプロに校正してもらうのとでは、漢字や表現の間違いを発見できるかどうかに差が出ると思います。プロの校正者は一般の方に比べて文章を目にする機会が圧倒的に多いため、違和感の感度が高いのです。文字のダブりや脱字を見つけることは割と誰にでもできますが、それ以外の部分に関しては、プロにお任せすることで文章のクオリティがグッと上がります。
(3)スムーズに読める文章になっているか、素読みで確認
一文字チェックを終えたあとは、素読みをします。「素読み」は文章をそのまま読むだけなのですが、引っかかりなくスムーズに読めるかどうかを確認するために行います。ただ読むだけと言っても、素読みをしていておかしな点に気が付くことも多いので、侮れません。
チェックの視点としては、例えば
「適切な場所に読点が打たれているか」
「一文が長すぎないか」
「主語と述語のねじれがないか」
などがあります。
世の中には、上記3点をクリアしていない文章が本当に多いです。とにかく読みづらい。厳しいことを書きますが、ここをクリアできていない文章は最後まで読まれない可能性大です。読み手の立場になってみて、スムーズに読める文章になっているか、分かりづらい表現はないかチェックしてください。
(4)パソコンを使って執筆した場合は、ソフトの機能で表記統一
最後の仕上げに、表記統一を行います。個人的に表記統一は「マストではない」と思っていますが(間違いではないので)、表記統一を行うことで文章が整って美しく見える効果があります。一文字チェックや素読みの時点で気が付けばそこで修正しても良いですが、パソコンを使って執筆している場合は、ソフトの機能を使うと簡単。ワードだと、検索と置換の機能で表記をそろえることができますね。
以上たった4つのステップで、自分一人でも校正ができちゃいます。
文章を人に届ける際、誤字・脱字がない状態にしておくのは最低限のマナーです。書きっぱなしではなく、読む人がいるということを意識することが大切。プロに任せなくても、自分でできる範囲で校正をしていただきたいと思います。
「セルフでは難しい、やっぱりプロに任せたいな」と思った時は・・・
ご依頼お待ちしております(^^)/


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