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校正ビフォーアフター♯1【読点をどこに打てばいいのか分からない】

  • hiramekey
  • 6月7日
  • 読了時間: 3分
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こんにちは。hirameです😊


これまで校正者として思うことや携わった仕事についてブログを書いてきましたが、もっと実践的でみなさんのお役に立てる内容はないかと考えました。そこで、私の校正のやり方を分かりやすく紹介する「校正ビフォーアフター」シリーズを始めます! 校正の前後を繰り返し見ていくうちに、伝わる文章の作り方が自然と身につくはず👍


第1回のテーマは、【読点をどこに打てばいいのか分からない】です。

校正の仕事をしていると、読点を多用しすぎている、もしくは変な場所に配置している文章に高確率で出くわします。点の場所が適切でないと読みづらく、内容がスッと頭に入ってきません。ではどのように改善していけばいいのか? 例文を使って紹介してみます。



Before(原文)

私は最近文章を書く機会が増えてきて特に人に読んでもらう文章はできるだけ読みやすくしたいと思っているのですが改めて見直してみるとどこに読点を打てばいいのか悩むことが多くて頭を抱えています。



After①(ひとまず点を打ってみる)

私は最近、文章を書く機会が増えてきて、特に、人に読んでもらう文章は、できるだけ読みやすくしたいと思っているのですが、改めて見直してみると、どこに読点を打てばいいのか、悩むことが多くて、頭を抱えています。


こちらは点を多用しすぎているパターンです。「話す時に息継ぎをする場所」と考えると分かりやすいと思います。読めないことはないのですが、スムーズに先に進めず、少し引っかかる感じがします。



After②(必要なところにだけ点を打つ)

私は最近文章を書く機会が増えてきて、特に人に読んでもらう文章はできるだけ読みやすくしたいと思っているのですが、改めて見直してみると、どこに読点を打てばいいのか悩むことが多くて頭を抱えています。


読点を3か所に減らしました。点を目指して一気に文を読んでいくと、内容もすんなり頭に入ってきます。話すことを想定した文章と読むための文章は異なることを意識するのが大切。



さてAfter②でだいぶ読みやすくなりましたが、もっと良い文章にするために、一文を分けて短くするのがおすすめです。


After③(一文を分けて、さらに適切な場所に点を打つ)

私は最近、文章を書く機会が増えてきました。特に人に読んでもらう文章は、できるだけ読みやすくしたいと思っています。ただ改めて見直してみると、どこに読点を打てばいいのか悩むことが多く、頭を抱えています。


いかがでしょうか。ストレスなく読み進めることができて、さらに内容もしっかり頭に入ってきませんか? このように、文章を作る時はできるだけ一文を短くシンプルにすることで、より相手に伝わりやすくなります。



読点の正解は一つではありませんが、相手にストレスなく伝えるための工夫は、誰にでも身につけることができます。これからも「より伝わる文章」について、一緒に考えていけたらと思います😊

 
 
 

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