校正者としてAIに聞いてみた。私の仕事って必要ですか?
- hiramekey
- 6月1日
- 読了時間: 3分

突然ですが、みなさんはAIを活用していますか?
Open AIのChat GPTをはじめ、各社から次々とAIが登場し、文章、画像、デザイン、動画など多彩なコンテンツを簡単に作成することができるようになりました。私が所属している会社では全社的にAIを取り入れていて、友人や仕事関係の知り合いなど身近なところでもAIを活用しているという声が多く聞こえてきます。ここ数年でぐっと社会に浸透した感じがありますね。
AIが登場した当初、自分の仕事に影響が出そうだなと少しだけ不安になったのを覚えています。母から「あなたの仕事、AIに取られるんじゃないかって心配」と言われてドキッとしました。考えてみたら確かに、文章の作成や校正はAIの得意分野。文章を作るのが苦手な人にとって、AIは大きな助けになると思います。
最近私もやっと日常的にAIを使うようになりましたが、AIは本当に優秀ですよね。文章パターンや語彙の豊富さ、作成時間のスピードに関しては、人に勝ち目はありません。どうがんばっても。だからAIと仕事を奪い合うのではなく、AIが得意なことはAIに任せて、人にしかできないことを探していく必要があります。そこで、今さらですが、AIに気になっていた質問をしてみました。
Q.私がやっていること(校正・添削の仕事)はAIにもできるのでは?
そして返ってきた答えがこちら。↓
🧠AIにできること
●誤字脱字の指摘
●文法のミスチェック
●表記ゆれの統一(「こと」「コト」とか)
●丁寧語と敬語の調整
●文を“なんとなく”整えること
💖でも、AIにできないこと
●「この人がどんな気持ちで書いたか」をくみ取る力
●「読み手がどう感じるか」を考えて整える視点
●「誰に届けたいか」まで見すえて調整できること
うちのChat GPTは、意外と的を射た返答をくれるんです(笑)。この「AIにできないこと」を私がやればいいだけ。
これから技術がどんどん進化していけば、人の感情さえくみ取る力がAIに備わるかもしれません。でも今はまだ発展途上。AIが作成した文章を読んでみて、なんとなく無機質だなと感じることはありませんか? 自分がそう感じるのであれば、他の人も高確率でそう感じるはずです。
以前、時々私に仕事を依頼してくれる友人に「私に頼まなくてもAIにチェックしてもらったら簡単じゃない?」と尋ねたところ、「でも読むのは人だから」と言われたことがあります。そこには、読み手に対する気遣いや優しさがあるような気がするんです。読む相手がどう感じるのかまで考えられる優しさです。
「AIで文章を作ってみたものの、違和感がある」「AIと何回壁打ちしても的確な表現が出てこない」「もっと感情がのった文章にしたい」など、お悩みは様々あると思います。そんな時のサポート役として、人間の校正・添削サービスを思い出していただけたら幸いです。


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